ペット保険比較トップ > ペットと保険のコラム > ペット賠償責任特約とは…?
ペット保険商品には「ペット賠償責任」という補償が特約として自動付帯もしくは任意で付帯できる場合があります。
ペット保険の基本の補償内容は、ケガ・病気の治療で動物病院に行った際の治療費(「入院」「通院」「手術」(商品プランによる))に対するものですが、「ペット賠償責任」は治療費用に対する補償ではありません。さて、ではどういった補償なのか、そして実際に私(当サイト運営責任者・コバヤシ)の身の回りであった2件の事例をご紹介します。
飼っているペットが他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりして損害を与えてしまった場合で損害賠償金を支払わなければならなくなった時に、契約した範囲内の金額で保険金を受け取れる特約です。
ペット保険は本来、飼っているペットのケガや病気による治療費用(通院・入院・手術(プランによる))に備える保険ですが、この特約では飼っているペットが他人や他人の財物に危害を咥えてしまった時に備えることができます。この特約を付帯できる商品とそうでない商品がありますので、保険を選ぶ際には、比較表、比較項目の「任意付帯の特約」に「ペット賠償責任特約」があるかどうか確認しましょう(下の画像ご参照)。
補償の対象とならないケースや免責金額設定の有無などご契約の際、重要事項説明書や約款、保険会社webサイトをご確認ください。
私の愛犬は大型犬のペコちゃん。
先日、友人宅での飲み会にペコを連れて行ってたのですが、そこで事件は起こりました。 普段は室内で一緒に過ごすペコですが、友人宅での宴席で同じ部屋にあげるのは少々きがひけたので、私たちが居間で楽しんでいるあいだ、ペコは別室で待っていてもらってました。宴は楽しく、あっという間に夜も更けていったのですが、23時も過ぎた頃、友人の一人がペコとコミュニケーションを取ろうと別室に行った際、そこで事件は起こりました。
「うぅぅぅ…」というペコが戯れておもちゃに噛みつく時の唸り声が聞こえたのです。「あぁ、噛んだ!」と直感した私は急いで別室に駆けつけました。ペコは友人の腕に噛みつき、噛んだ跡からは血が出ていました(もちろん、狂犬病の予防接種は毎年受けていましたので、そこだけはホッとしました)。
その場で慌てて消毒液での消毒と止血の手当て。救急車を呼ぶほどではないと判断し、翌朝に車で一緒に病院へ行きました。だんだんと腫れも出てきたため、治療は万全を期して2週間程の化膿止め・化膿予防のための抗生剤の点滴が主という内容でした。友人にかけてしまった迷惑は「ほぼ毎日の通院」と「通院の度の点滴時間(1回2時間ほど)」「治療のために進められなかった個人で受託していた仕事」「友人が仕事仲間に振らざるを得なかった仕事の依頼費用」「腕に残ってしまった噛み跡」等々…。
私にとって何よりの救いだったのは、ペット保険(ペット賠償責任特約)に入っていたために金銭的な損失が殆ど無かったことでした。ペット賠償責任特約に入っていなければ、治療費用や交通費の全額を私が負担せざるを得ませんでしたが、今回は治療費用、交通費の他に、仕事関連の金銭的補償の一部も保険から支払われました。飼い主側の過失割合が10割ではなかったため、請求額(通院治療等の費用、交通費、仕事関連の金銭的補償等)の100%が支払われたわけではありませんが、本当に助かりました。
保険会社さんにはすぐに電話連絡しました。今回のケースが保険(ペット賠償責任特約)の対象になるかを確認しました。
補償の対象とわかり、治療費用だけでなく、交通費なども補償の対象であることなど、実際に補償される費用に関する説明もしてくれましたし、「治療費用・交通費等のレシートは必ず取っておくこと」「保険会社に請求する際の書類の書き方」等々適宜アドバイスもいただけたので安心できました。
また、何より安心したのは担当者制だったことで、最初から最後まで同じ方が担当してくれたので、その都度説明する必要もなく、話が進めやすかったです。
補償内容は状況等により異なります。
当サイトに口コミをいただいた方で、飼っているワンコが隣の奥さまに噛みついてしまい、治療費用30万円を自己負担した経験を聞かせてくださいました。ご本人の許可をいただきましたので紹介いたします。
秋田県南部、町有数の建設会社で現場監督を務めるAさん。その当時は秋田犬のつがい(夫婦)とその仔犬5頭を飼っていたそうです。
2015年のある日のこと、仕事が終わり自宅へ帰ると、家の周りにはパトカー(警察)、救急車(消防)が駆けつけており、その他にも町役場からの車(&担当者)や、保健所からの車(&担当者)、集落内の見物人でてんやわんやの大騒ぎ。
事情を聞くと、自宅のガレージで飼っていた秋田犬の仔犬5頭のうちの3頭が、ちょっとした隙にするりと抜け出し自宅の敷地の外へとお散歩へ出かけてしまったそうで、父犬も子ども達を追ってお隣の敷地へと行ってしまったと。そこでの詳しい状況はわからず終いですが、結局はお隣の奥さまを大型犬の秋田犬が一噛みしてしまったようです。
Aさんが自宅へ戻った時には仔犬たちは自主的に自宅のガレージへと戻り、お隣の奥さまを噛んでしまった父犬は申し訳なさそうな顔をしてAさんを見つめていましたとさ。
その後、お隣の奥さまは一ヶ月間の入院治療。月を跨いだ、病院を転院したことも重なり、Aさんが負担したその治療費用は30万円を超えたそうです。
その後、Aさんはペット保険に詳しい知人から「ペット賠償責任特約」であれば上記のケースでは支払の対象になることを聞き、急いで保険に加入したそうです。後悔先にたたず、な事例のご紹介でした。
補償内容は状況等により異なります。
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