アメリカン・ショートヘアのペット保険比較
優しくて子供の遊び相手もしてくれる!
しっかりコミュニケーションをとれば深い信頼関係が築けます。
アメリカン・ショートヘアのペット保険特集ページです。
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アメリカン・ショートヘアーは「アメショー」や「アメショ」の愛称で親しまれる、日本で大人気の猫の品種です。もともとはワーキングキャットだからかわいいくせに筋肉質。そんなアメショーにぴったりのペット保険探しをお手伝いします!
アメリカン・ショートヘア
1. 年齢選択
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
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通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
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通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
ケガ | 病気 |
通院 | 入院 | 手術 |
【通院日額】
制限なし
【通院日数】
制限なし
※年間最大20万円まで
【通院日額】
制限なし
【通院日数】
制限なし
※年間最大28万円まで
補償対象外
補償対象外
【支払限度額】
1万2千円まで/日
【限度日数】
22日/年
【支払限度額】
1万2千円まで/日
【限度日数】
22日/年
補償対象外
【通院日額】
1万円まで/日
【通院日数】
20日/年
【通院日額】
1万4千円まで/日
【通院日数】
20日/年
補償対象外
【通院日額】
1万2千5百円まで/日
【通院日数】
30日/年
【通院日額】
1万2千5百円まで/日
【通院日数】
30日/年
【通院日額】
1万円まで/日
【通院日数】
20日/年
【通院日額】
1万円まで/日
【通院日数】
20日/年
【通院日額】
1万円まで/日
【通院日数】
20日/年
【通院日額】
制限なし
【通院日数】
制限なし
※年間最大50万円まで
【通院日額】
制限なし
【通院日数】
制限なし
※年間最大70万円まで
【通院日額】
制限なし
【通院日数】
制限なし
※年間最大90万円まで
【通院日額】
制限なし
【通院日数】
制限なし
※年間最大50万円まで
【通院日額】
制限なし
【通院日数】
制限なし
※年間最大70万円まで
【通院日額】
制限なし
【通院日数】
制限なし
※年間最大90万円まで
【通院日額】
5千円まで/日
【通院日数】
60日/年
【通院日額】
6千円まで/日
【通院日数】
60日/年
補償対象外
【1日あたりの支払限度額】
1万2千円
【年間支払限度日数】
22日/年
(注9)
【1日あたりの支払限度額】
1万5千円
【年間支払限度日数】
22日/年
(注9)
補償対象外
【通院日額】
制限なし
【通院日数】
制限なし
※年間支払限度額の範囲内
【通院日額】
制限なし
【通院日数】
制限なし
※年間支払限度額の範囲内
※初回のケガは全額補償
【入院日額】
制限なし
【入院日数】
制限なし
※手術とあわせて年間最大50万円まで
【入院日額】
制限なし
【入院日数】
制限なし
※手術とあわせて年間最大70万円まで
【入院日額】
制限なし
【入院日数】
制限なし
※手術とあわせて年間最大50万円まで
【入院日額】
制限なし
【入院日数】
制限なし
※手術とあわせて年間最大70万円まで
【支払限度額】
1万2千円まで/日
【限度日数】
22日/年
【支払限度額】
3万円まで/日
【限度日数】
22日/年
手術を含む連続した入院に限り補償(手術1回につき10日まで)
【入院日額】
1万円まで/日
【入院日数】
20日/年
【入院日額】
1万4千円まで/日
【入院日数】
20日/年
【入院日額】
1万4千円まで/日
【入院日数】
20日/年
【入院日額】
制限なし
【入院日数】
制限なし
※1入院あたり12万5千円まで
※3入院まで/年
※1入院とは、入院から退院までをいいます
【入院日額】
制限なし
【入院日数】
制限なし
※1入院あたり12万5千円まで
※3入院まで/年
※1入院とは、入院から退院までをいいます
【入院日額】
2万円まで/日
【入院日数】
30日/年
【入院日額】
2万円まで/日
【入院日数】
30日/年
【入院日額】
2万円まで/日
【入院日数】
30日/年
【入院日額】
制限なし
【入院日数】
制限なし
※年間最大50万円まで
【入院日額】
制限なし
【入院日数】
制限なし
※年間最大70万円まで
【入院日額】
制限なし
【入院日数】
制限なし
※年間最大90万円まで
補償対象外
補償対象外
補償対象外
【入院日額】
1万円まで/日
【入院日数】
30日/年
【入院日額】
1万2千円まで/日
【入院日数】
60日/年
【入院日額】
1万5千円まで/日
【入院日数】
30日/年
【1日あたりの支払限度額】
1万2千円
【年間支払限度日数】
25日/年
(注10)
【1日あたりの支払限度額】
1万5千円
【年間支払限度日数】
25日/年
(注10)
【1日あたりの支払限度額】
2万5千円
【年間支払限度日数】
25日/年
(注10)
【入院日額】
制限なし
【入院日数】
制限なし
※年間支払限度額の範囲内
【入院日額】
制限なし
【入院日数】
制限なし
※年間支払限度額の範囲内
※初回のケガは全額補償
【手術限度額】
制限なし
【手術回数】
制限なし
※入院とあわせて年間最大50万円まで
【手術限度額】
制限なし
【手術回数】
制限なし
※入院とあわせて年間最大70万円まで
【手術限度額】
制限なし
【手術回数】
制限なし
※入院とあわせて年間最大50万円まで
【手術限度額】
制限なし
【手術回数】
制限なし
※入院とあわせて年間最大70万円まで
【支払限度額】
10万円/回
【限度回数】
2回/年
【支払限度額】
15万円/回
【限度回数】
2回/年
【手術限度額】
50万円/回
【手術回数】
2回/年
【手術限度額】
10万円/回
【手術回数】
2回/年
【手術限度額】
14万円/回
【手術回数】
2回/年
【手術限度額】
50万円/回
【手術回数】
2回/年
【手術限度額】
10万円/回
【手術回数】
1回/年
【手術限度額】
10万円/回
【手術回数】
1回/年
【手術限度額】
10万円/回
【手術回数】
2回/年
2回目は1回目と異なる手術に限る
【手術限度額】
10万円/回
【手術回数】
2回/年
2回目は1回目と異なる手術に限る
【手術限度額】
10万円/回
【手術回数】
2回/年
2回目は1回目と異なる手術に限る
【手術限度額】
制限なし
【手術回数】
制限なし
※年間最大50万円まで
【手術限度額】
制限なし
【手術回数】
制限なし
※年間最大70万円まで
【手術限度額】
制限なし
【手術回数】
制限なし
※年間最大90万円まで
補償対象外
補償対象外
補償対象外
【手術限度額】
手術:6万円/回
ガン手術:9万円/回
【手術回数】
2回
※手術・ガン手術通算して年2回
【手術限度額】
手術:9万円/回
ガン手術:15万円/回
【手術回数】
2回
※手術・ガン手術通算して年2回
【手術限度額】
手術:15万円/回
ガン手術:20万円/回
【手術回数】
2回
※手術・ガン手術通算して年2回
【1回あたりの支払限度額】
12万円
【年間支払限度回数】
3回
(注10)
【1回あたりの支払限度額】
15万円
【年間支払限度回数】
3回
(注10)
【1回あたりの支払限度額】
50万円
【年間支払限度回数】
3回
(注10)
【手術限度額】
制限なし
【手術回数】
制限なし
※年間支払限度額の範囲内
【手術限度額】
制限なし
【手術回数】
制限なし
※年間支払限度額の範囲内
※初回のケガは全額補償
通院:20万円
入院・手術:50万円
通院:28万円
入院・手術:70万円
入院・手術:50万円
入院・手術:70万円
72.8万円
122.4万円
100万円
60万円
84万円
128万円
85万円
85万円
110万円
110万円
110万円
50万円
70万円
90万円
50万円
70万円
90万円
87万円
147万円
94万円
最大
92.4万円
最大
115.5万円
最大
212.5万円
60万円
60万円
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
ペット用車イス費用
支払限度10万円
ペット用車イス費用
支払限度10万円
ペット用車イス費用
支払限度10万円
-
-
-
-
-
-
葬祭保険金
3万円
高度後遺障害保険金
5万円
診断書費用保険金
1万円 / 年
葬祭保険金
3万円
高度後遺障害保険金
5万円
診断書費用保険金
1万円 / 年
葬祭保険金
3万円
高度後遺障害保険金
5万円
診断書費用保険金
1万円 / 年
-
-
-
-
-
-
-
-
-
ペット賠償責任特約
ペット賠償責任特約
ペット賠償責任特約
ペット賠償責任特約
ペット賠償責任特約
-
-
-
ペットセレモニー費用
支払限度3万円
ペットセレモニー費用
支払限度3万円
ペットセレモニー費用
支払限度3万円
賠償責任特約
免責額適用特約
賠償責任特約
免責額適用特約
賠償責任特約
免責額適用特約
賠償責任特約
免責額適用特約
賠償責任特約
免責額適用特約
賠償責任特約
免責額適用特約
多頭割引
(2%~3%)
多頭割引
(2%~3%)
インターネット割引
(10%)
多頭割引
(2%~3%)
多頭割引
多頭割引
-
インターネット割引
インターネット割引
インターネット割引
多頭割引
(資料請求から申込のみ)
インターネット割引
マイクロチップ割引
無事故割引
(更新契約が対象)
多頭割引
(資料請求から申込のみ)
インターネット割引
マイクロチップ割引
無事故割引
(更新契約が対象)
多頭割引
(資料請求から申込のみ)
インターネット割引
マイクロチップ割引
無事故割引
(更新契約が対象)
多頭割引
(資料請求から申込のみ)
インターネット割引
マイクロチップ割引
無事故割引
(更新契約が対象)
多頭割引
(資料請求から申込のみ)
インターネット割引
マイクロチップ割引
無事故割引
(更新契約が対象)
多頭割引
(資料請求から申込のみ)
インターネット割引
マイクロチップ割引
無事故割引
(更新契約が対象)
多頭割引
(書面での申込のみ)
インターネット契約割引
(犬・猫プランのみ /
初年度のみ)
多頭割引
(書面での申込のみ)
インターネット契約割引
(犬・猫プランのみ /
初年度のみ)
多頭割引
(書面での申込のみ)
インターネット契約割引
(犬・猫プランのみ /
初年度のみ)
ー
ー
ー
インターネット割引
多頭割引
マイクロチップ割引
無事故継続割引
インターネット割引
多頭割引
マイクロチップ割引
無事故継続割引
au損保 : B16C310733(1704)
アイペット : 募2407-100(26.05)
アニコム損保 : W1710-0034
FPC : TORO-KY231124-108(24.10)
日本ペット : B21-019(210524)
SBIプリズム少短 : JACAP202100164
PS保険 : PC210609
楽天損保 : R232005597
イーペット : EPHPAG018-013
【ペット保険募集代理店】
合同会社東京六大陸
神奈川県鎌倉市七里ガ浜1-9-18 R1
【代理店の立場】
当社は保険会社の代理店であり当サイト上で保険契約の締結の媒介を行うものです。保険契約締結の代理権および告知受領権は有しておりません。
アメリカン・ショートヘアーの健康管理で最も重要なのは、体重の管理です。 アメリカン・ショートヘアーは、一般的に太りやすい傾向にあり、他の猫と同じように避妊・去勢後はホルモンバランスの変化と運動量の低下から顕著に太りやすくなります。 日頃から運動する習慣を付けたり、毎日遊ぶ時間を設け、運動不足にならないようにしましょう。 また、運動と併せて食事管理に関してもカロリーのコントロールをする必要があります。
アメリカン・ショートヘアーは大きな瞳と表情豊さから、現在では広くペットとして愛されています。
元々ネズミや蛇などを捕るために飼育されていましたが、愛らしい仕草や、人間に対しての優しい性格、フレンドリーさから、子供の遊び相手になることもでき、役割が人間を癒すペットとして飼育されていくようになりました。
性格としては、前述の通り、優しく、フレンドリーですが、ネズミ・蛇狩りを仕事としていたため、好奇心は旺盛で、運動好きな一面ももっています。室内でも狭い場所を探検したり、おもちゃで遊ぶのが大好きですので定期的にコミュニケーションをとると深い信頼関係が築く事ができます。また賢く、犬と同じように簡単な命令を理解し反応する個体もいます。
体格はがっしりとしていて、他の猫種とくらべると胴はやや短く手足は太く筋肉質なのは、狩りをしていた為です。 また、顔にある黒いアイラインに縁取りされた大きな瞳がアメリカン・ショートヘアーの一番の特徴です。
被毛の色は、シルバー・クラシック・タビーと呼ばれる銀と黒のものが日本では有名ですが、実は公認されている毛色は数十種類に及び、そのうちの数種類のみしか日本ではお目にかかる事はありません。このクラッシク・タビーと呼ばれる雲のような特徴的な模様は1900年頃にカナダのブリーダーが定着させたと言われています。 また、被毛は短めですが、量は密集していて冬でも活動できるようにできています。毛玉にはなりにくく、お手入れは1日1回のブラッシングで問題ありません。
元々、ネズミや蛇取りに活躍していた事もあり、活発で運動が好きな猫種です。
また好奇心が旺盛なため、トイレットペーパー・テッシュペーパーをビリビリに破いて使い物にならなくしてしまうなどのいたずらをしてしまう事もあります。
こうした活発な性格を上手く利用して、おもちゃで遊ぶことや、キャットタワーなど高低差のあるものも利用して毎日運動させてやると肥満になりづらくなります。また遊んでやる事は互いの絆を深める事にもなりますので、できる限り猫の為の時間を作りましょう。
太りやすい体質である事を前提に食事管理をしてあげましょう。
欲しがるままにご飯をあげてしまうとすぐにまん丸く太ってしまいます。可愛らしい外見のためが太めの猫を好きな方もいますが、先々の健康を考えると、おすすめできません。特に避妊・去勢した猫は肥満になりやすいため、食事管理には注意が必要です。
目安となる平均的な体重は雄(オス)で4kg〜7kg、雌(メス)で3kg〜6kgです。体重については猫のそれぞれの体格差から適正体重が異なります。平均体重はあくまでも目安になります。人が身長などの個人差からBMI値(体重(㎏)÷(身長(m)×身長(m)))で肥満度を測定するように、皮下脂肪の付き方をで肥満度を測定するボディコンデイションスコア(BCS)がありますので、こちらを参考にするのが良いでしょう。チェックの方法は、手を背中・肋骨・お腹に優しく這わせて調べます。肋骨は触れてすぐわからなければ太りすぎで、見ただけでわかるようならば痩せすぎです。理想体重の猫は「肋骨は皮下脂肪を通して触れることができるが、外見からはわからない。上から見るとわずかに腰のくびれがある。脇腹にヒダがある。」と定義されています。(ボディコンデイションスコアのもっと詳しい情報はかかりつけの動物病院に問い合わせてください。)
また、自己チェックだけでなく定期的に動物病院で健康診断や体重チェックをうけることで体重管理をしていきましょう。
アメリカン・ショートヘアーは、短毛の為特別なブラッシングは必要ありません。
毎日一回程度のブラッシングか、少なくとも換毛期に定期的にブラッシングすると毛玉になることも防ぐ事ができます。 アメリカン・ショートヘアーの場合は、脂漏性皮膚炎になり易いと言われており、ブラッシングよりも皮膚チェックを重点におきましょう。脱毛やフケが目立つ、皮膚に炎症や湿疹がみられたら病気の可能性がありますのですぐに動物病院で診てもらいましょう。
アメリカン・ショートヘアーの主な病気・怪我を年齢順にご説明します。
アメリカン・ショートヘアーは、基本的に体が強く健康で長生きをする猫種です。ただし、太りやすい体質のため、肥満が原因の糖尿病や体重増加による関節疾患にかかりやすい猫種といわれています。
特に糖尿病は、一度罹患してしまうと、完治はしない病気ですので、体重管理には注意が必要です。その他かかりやすいと言われているのは、肥大型心筋症や急性腎不全、脂漏性皮膚炎などがあげられます。
一生を通して気にする傷病 | |
多発性嚢胞腎 (たはつせいのうほうじん)(PKD) |
腎臓に3個以上の嚢胞があるものを、多発性嚢胞腎と呼びます。
液体の入った嚢胞(嚢)が腎臓を圧迫する事により正常な腎臓細胞・組織が壊死・減少してしまうことで最終的に腎不全を起こす病気です。遺伝性の疾患でペルシャで多く見られる疾患ですが、ブリティッシュ・ショートヘア、エキゾチック、アメリカン・ショートヘアーも好発品種といわれています。 罹患している猫は若齢から中齢(3〜5歳)の間に食欲不振、運動不耐性(疲れやすく、運動をしたがらない)多飲多尿、体重減少、嘔吐などの症状を示します。この症状は慢性腎不全の症状でもありますが、腎臓のエコー検査、血液検査、尿検査をおこない、遺伝子検査を行うことで確定診断されます。 特に腎臓のエコー検査では特徴的な画像所見(腎臓に多数の嚢胞がみられる)がみられ非常に信頼性の高い検査です。10ヶ月齢以上の猫でこのような所見がみられた場合は多発性嚢胞腎の可能性が非常に高いと言えます。 この疾患は遺伝性ですので、疾患を排除するために罹患猫を交配してはいけません。よって多発性嚢胞腎と疑いのある猫はこの疾患ではないと診断されるまで交配してはいけません。現在のところ有効な治療法はありません。腎不全に対する治療を行い、症状を軽減させる治療を行います。 |
糖尿病 | 糖尿病とは血糖値(血液中のグルコース=糖)が常時病的に高く、糖を体が吸収できなくなり様々な症状・障害を引き起こす慢性疾患です。「糖尿病」という病名は、通常では尿からは検出されないグルコース(尿糖)が糖尿病では検出されることから由来しています。 しかし、「血糖値が高い、尿糖が出た=糖尿病」というわけではありません。 猫においては、興奮していると正常な猫でも血糖値が一時的に高くなることがあります。(ストレス性高血糖)猫はストレスを感じやすく、診察や検査のストレスでストレス性高血糖を起こしやすい動物ですので、1回の検査で高血糖・尿糖がみられたからといって糖尿病とは限りません。 糖尿病には「インスリン依存性糖尿病(Ⅰ型糖尿病)」と「インスリン非依存性糖尿病(Ⅱ型糖尿病)」の2つの種類があります。上記の分類はヒトの糖尿病を猫に当てはめた考え方で、本来は猫の糖尿病のタイプは①「インスリン抵抗型」②「インスリン不足型」③「その他(ホルモン誘発性)」の3種類に分けられています。ただし1型2型分類は猫の糖尿病についてわかりやすく説明するために、この分類を使う獣医師も多いことを念頭に置いてください。 猫はインスリン非依存性糖尿病(Ⅱ型糖尿病)・(3分類では「インスリン不足型」)が圧倒的に多くみられます(犬はⅠ型が多い)。 猫も犬も同じように中年期以降にかかりやすく、アメリカン・ショートヘアーは猫の中で糖尿病の好発種として挙げられます。 中齢〜高齢で発症しやすく、オス猫、肥満猫でも発症が多い傾向があります。 主な症状は、頻尿(頻繁に尿をする)、多食にもかかわらず太らない・痩せてきた等の症状が初期で見られます。 重症化してくると、頻繁に嘔吐や下痢をする、食欲不振、痩せる、元気消失、黄疸(白目、口腔粘膜が黄色くなる)、膀胱炎などの感染症を繰り返し治りにくいという症状がみられます。 さらに、ケトアシドーシス(ケトン体という有害物質が代謝されず体に蓄積してしまう状態)にまで進行すると、昏睡状態に陥ります。この状態は非常に危険で、死亡することも少なくありません。 さらに、糖尿病になっている猫が、脂肪肝の一種の「肝リピドーシス」という病気を起こしているケースも多くみられます。 治療は、体が糖を吸収するのを助け、症状を改善させることを目標にお子います。 治療の中心は、インスリンの投与と食事療法です。 インスリン投与は、獣医師の指示の下で飼い主が自宅で適切にインスリン注射を行う必要があります。適切なインスリン投与を行わないと、インスリンの過剰投与による重度の低血糖を引き起こしたり、インスリンの効果が全く得られないため高血糖状態になってしまいます。 また、猫の血糖値や状態によってインスリン投与量や回数を定期的に見直す必要があります。 食事についても、血糖値や猫のフードの食べ具合によっても与え方を変える必要があります。 いずれにしても、獣医師が猫の状態・症状(食欲・元気・体重・血糖値糖)を把握して、飼い主さんの希望、飼い主さんが積極的に介護できるか、治療反応から総合的に治療計画をたてていきます。 猫の糖尿病は治療によって、インスリン等の治療が必要なくなる(寛解と呼びます)ことが人や犬より多くみられる一方、なかなか血糖値が安定しない場合も多いという特徴があります。血糖値が安定しにくい場合は、腎臓病、副腎皮質機能亢進症、膵炎、尿路感染症、口内炎、腎不全、肝不全、心不全、甲状腺機能亢進症、腫瘍などの併発疾患がみられることも少なくありません。 寛解後も、再発の危険があるため獣医師の指示の下、療法食は続けましょう。 |
肥大型心筋症 | 心臓の筋肉がどんどん厚くなってしまう心臓病が肥大型心筋症です。無症状のことが多く、定期検診などをしていないと気づく事が難しい病気です。心臓の内部にできた血栓のために(大動脈血栓症候群)、進行すると呼吸困難・下半身の麻痺などを起こします。 発症年齢は3ヶ月齢~18歳と幅広く、メインクーン・ラグドールで多くみられますがすべての猫種・年齢で発症する可能性があります。猫の家系発症例の報告があり、遺伝性疾患ともいえます。 症状は、ほとんどは無症状ですが、症状が進行するにつれて心臓の酸素循環がうまくできなくなるため、食欲不振、元気消失がみられます。最悪の場合肺水腫や開口呼吸(しっかりとした呼吸ができずゼーゼーと苦しそうに口をあけて呼吸する)、失神がみられ死亡してしまう場合もあります。 診断は、超音波検査(エコー検査)とレントゲン検査によって可能です。とくに超音波検査は、心臓の大きさ、心臓内の血栓の有無、心臓壁の厚さなどの状態をより良く確認できるので、何よりも早期診断に有効です。 治療は、アンギオテンシン変換酵素阻害剤(心肥大の進行を抑える)、カルシウムチャンネル拮抗薬(心房の拡大を抑える)などがあります。 肺水腫を起こしている場合には利尿剤の投与や酸素吸入などで治療します。 いずれの治療においても、変性してしまった心筋や心臓の機能を回復することはほぼ不可能ですので、症状の悪化を防ぐ対症療法を中心に行います。猫にストレスがかからないようにし、心臓への負担を最小限にとどめるような生活を送るよう心がけることが重要です。 また、早期発見・早期治療を心掛けましょう。そのためには定期的な健康診断をお勧めします。 また、血栓ができ、それ心臓から流れ出て血管に詰まった状態を「大動脈血栓症候群」と呼びます。症状は、激しい痛みが特徴で、猫は狂ったように鳴いたり暴れることで、飼い主が発症に気付きます。激しい痛みは血栓が詰まった場所以降の血液が流れなくなってしまうことで引き起こされます。 特に腸骨動脈塞栓症が多くみられ、下半身不随の原因となります。名前は特に血栓が詰まりやすい場所(大動脈から両後ろ足に分かれる場所(腹大動脈分岐点))に由来し、そこに血栓が作られるとその場所より末端の器官や組織血液が供給されなくなるため徐々に壊死していきます。症状は後ろ足の肉球は白くなり冷感(冷たくなる)を伴います。猫はふらついたり足を引きずるようになります。その状態が続くとやがては足を動かせなくなってしまいます。 その腹大動脈分岐点以外にも、血液の流れているあらゆる場所で血栓が作られる可能性があります。そしてその場所で重大な障害を起こしてしまいます。 治療は、詰まった血栓を手術による摘出する(元々心臓が弱っているため、手術中や手術後に死亡するケースも多い)、薬により血栓を溶かす治療があります。しかし再発率がきわめて高いため治療が成功しても残念ながらあまり長生きは期待できません。 |
幼年期のアメリカン・ショートヘアーは、好奇心旺盛で元気が良く一般的には体も強い猫種です。ネズミや蛇などを狩る為に飼育されていたワーキングキャットが祖先で、子猫の時は特に身近なものを異物誤飲・誤食してしまうことがあり注意が必要です。
誤飲・誤食以外では、遺伝性疾患の多発性嚢胞腎が発症するのは幼年期〜2才にかけてと言われており、定期検診などで確認しておくと早期発見・早期治療につながります。
幼齢期に気にする傷病 | |
異物誤飲・誤食 | 異物誤飲・誤食はアメリカン・ショートヘアーと生活する中ではポピュラーな事故で、特に子猫の段階では、何が危険なのか、分からず、口にしてしまうため、頻発します。 人間の幼児や犬にも起こりやすい事故ですが、猫も好奇心から何気なく口にして飲み込んでしまいます。 アメリカン・ショートヘアーは好奇心の強い活発な猫種のため、異物誤飲・誤食は日常的に起きますので注意が必要です。 異物誤飲・誤食事故の種類としては… ●雑貨・おもちゃなどの日用品を飲み込んでしまうケース ●人用の食べ物を食べて中毒を起こすケース ●猫の食事をのどに詰まらせてしまうケース などが挙げられます。また、具体的に猫が誤飲しやすいものは以下です。 ●雑貨関係 (布、ティッシュ、アルミホイル・糸、リボン、輪ゴム、ヘアゴム、ピアス、イヤリング・ビニール袋・串、ようじ、綿棒 など) ●猫用のおもちゃ (紐が付いているものや、動物の毛でできているもの、咬みちぎれるもの) ●食物 ネギ類・チョコレート・ココア・貝類・青身魚・イカ・タコなど 異物誤飲・誤食した場合、ものがつまるのは、「喉」「食道」「胃」の3箇所です。 喉にものがつまると、気道を圧迫するので、呼吸困難を引き起こし、胃でつまっている場合は、消化できない異物が胃の粘膜を傷つけます。異物が腸まで到達してしまうと、大きさによってはその場にとどまり続け腸閉塞や壊死を起こし、命に関わることがあります。 ただし、大腸まで到達すれば、そのまま便に交じり排泄される可能性が高いようです。 便に出る可能性が低い大きなものや、「食道」「胃」で異物がとどまってしまった場合、内視鏡手術か開腹手術を必要とする場合もあります。その場合治療費用も10万円以上と高額になりがちです。 誤飲・誤食はペット保険に加入していても補償対象外となる場合もあり、死亡事故も多いので、できる限り飼い主が注意をし、防止していきましょう。 |
多発性嚢胞腎 (たはつせいのうほうじん) |
腎臓に3個以上の嚢胞があるのもを多発性嚢胞腎と呼びます。 嚢胞が腎臓を圧迫する事により、正常な腎臓組織が減り腎不全を起こし命を失う可能性がある病気です。遺伝性の疾患と考えられており、ペルシャ猫・ヒマラヤンなど長毛種にみられる病気でしたが、最近ではスコティッシュフォールドやアメリカン・ショートヘアも好発種となっています。 元来アメリカン・ショートヘアは、健康体で遺伝性疾患が少ない猫種と考えられていますが、「多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)」については好発種といわれており両親のどちらの遺伝子に異常がある場合、約50%の確率で遺伝するとされています。 基本的には無症状で、腹部が腫れだし、検査で発見されるケースが多く、発見段階ですでに、重傷化していることもあります。 発症は早く生後1ヶ月から、嚢胞が増え始め、大きさ、数によって進行が異なります。 早期発見できない場合一般的には、発症後5年程度で重傷化し慢性腎不全になり、命を落とすことが多い病気です。 現在有効な治療法がなく、残念ながら対症療法のみとなっていますが、早期発見・早期治療に取り組むことで延命効果も望めます。 確定診断は超音波検査で診断することができるので、両親いずれかで多発性嚢胞腎を発症している子猫の場合、獣医師と相談の上、定期的に検査を行うことが重要になります。 |
アメリカン・ショートヘアは、成猫になっても好奇心が旺盛な部分は変わりませんが、性格や行動は、子猫と比べると比較的落ち着いてきます。成猫期の健康管理で気をつけなくてはならないのは、体重管理です。体重の管理を怠り肥満になると、糖尿病にかかりやすくなりそこから様々な病気を引き起こします。特に太りやすくなる避妊手術・去勢手術後からは、注意が必要です。 糖尿病以外には、脂漏性皮膚炎にかかりやすい猫種と言われているので、日々の皮膚チェックは怠らないようにしましょう。
成猫期に気にする傷病 | |
糖尿病 | 糖尿病には「インスリン依存性糖尿病(Ⅰ型糖尿病)」と「インスリン非依存性糖尿病(Ⅱ型糖尿病)」の2つの種類があります。猫・犬ともに起こる病気ですが、猫は雄の発症が圧倒的に多く、Ⅱ型の発症例の方が多い傾向にあります。発症年齢は個体差がありますが、5才から6才頃から散見されています。全猫種に起きる疾病ですが、好発種は、バーミーズ。ノルウェイジャンフォレストキャット、トンキニーズなどです。アメリカン・ショートヘアーでは、肥満が原因となり発症する事が多いです。 「インスリン依存性糖尿病(Ⅰ型糖尿病)」が一般的で、細胞が血中の糖分を吸収するはたらきをする「インスリン」というホルモンが、膵臓から分泌されなくなることで発生します。原因はよくわかっていませんが、遺伝的要因や肥満、感染、免疫介在性膵炎など、複数の要因が重なりあって起こっていると考えられています。 「インスリン非依存性糖尿病(Ⅱ型糖尿病)」は、インスリンは分泌されているものの、その効き目が弱くなっているために発生します。 水を大量に飲み、尿量が増える(多飲多尿)、食欲があるにもかかわらずやせていく、皮膚炎や膀胱炎になりやすい、眼球が白くにごる(白内障)等の症状がみられます。 治療はインスリン注射を生涯にわたって続けることが基本です。投与量や回数は、症状やインスリンの効果によって決定されるため、定期的な検査をおこなう必要があります。また、インスリン注射の効果を高めるため、肥満の改善や避妊手術、感染症の治療や他の基礎疾患の治療をおこないます。 糖尿病の予防は、適度な食事と運動を心がけ、肥満にならないようすることが大切であります。 |
脂漏性皮膚炎 | 猫の脂漏性皮膚炎は、体の表面についた微生物や寄生虫によって、皮膚の新陳代謝に異常が起きる皮膚の疾患です。 もともと健康な猫の皮膚には、ブドウ球菌やマラセチアなどの細菌が常在菌として存在していますが、皮膚の抵抗力が弱くなると、皮膚の常在菌が急激に増えやすくなります。また別の原因として、遺伝性、アレルギー、栄養の偏り、ホルモン分泌異常などが関係しているケースもあります。 アメリカン・ショートヘアーの場合は、表皮の微生物・寄生虫繁殖が原因のケースもありますが、栄養の偏りによる肥満が原因のケームもあります。 症状には、乾燥性(皮膚が乾燥し、フケが異常に増加するタイプ)と油性(皮脂でベタベタするタイプ)があります。共通する症状は、鱗屑(フケ)と独特の臭い(脂漏臭)で、脱毛、痂皮(カサブタ)、痒み、炎症です。 こうした症状は、加齢に伴って徐々に悪化していく傾向にありますが、アレルギー・アトピーを併発している場合は若齢から、ホルモン疾患を併発している場合は高齢期から発症している症例もあります。 治療としては、皮膚の状態をコントロールする治療は抗菌剤や殺菌効果や角質溶解効果の強いシャンプーを用いることで軽度であれば改善することもあります。 しかし、重症化するとシャンプー療法と、抗菌剤や抗炎症剤の内服薬で症状を抑え、ある程度改善したら、シャンプー等によるスキンケアで皮膚の状態を維持していきます。 この皮膚炎の完治は難しく、症状をコントロールし体調や季節によって症状が突然悪化することも多いため、定期的な受診を受け、皮膚の状態をチェックする必要があります。自宅でのシャンプーが難しい場合は、動物病院併設のトリミングサロン等で薬浴(薬用・医薬品シャンプー等を用いて、皮膚炎等の治療をおこなうこと)を行うことができます。 予防法としては、定期的に臭いや乾燥はないか皮膚のチェックを行うことや、タオルでのふき取り、ブラッシング、室内のベッドやマットに抗菌スプレーをし、清潔な飼育環境を保つ日常生活のなかでも実施可能なケアといえます。 可能であれば、月に1回でも良いのでシャンプーを行い、皮脂・フケ・増殖した細菌やマラセチアを除去し、皮膚のコンデションを整えることが重要です。 また、マラセチア性の場合外耳炎にもかかりやすいため耳の手入れも定期的に行う必要があります。 |
アメリカン・ショートヘアーは、老年期にかかると、心臓が弱るケースが多く、関節炎になるリスクが高くなります。 猫も犬や人間と同じように、加齢による心臓や関節の不安は出てきます。肥満傾向のあるアメリカン・ショートヘアーは、とくに心臓病・関節炎への日頃からの予防が必要になります。
老年期に気にする傷病 | |
肥大型心筋症 | 肥大型心筋症とは、何らかの原因により障害を受け、心臓が機能不全を心筋症の一種で心室壁の求心性の肥厚や心室拡張機能障害を特長としています。 中高齢の雄猫に多く発症していますが、1才未満の若齢でも稀に発生しています。 猫の純血種の中では、アメリカン・ショートヘアーやメインクーン、ペルシャが好発種とされており、遺伝性疾患と考えられています。 猫の心筋症の主な種類は、拡張型と肥大型がありますが、現在は、猫の心筋症といえば一般に肥大型心筋症を指します。 理由としては、アミノ酸の一種であるタウリンの欠乏が拡張型心筋症の1つであることが明らかになって以来、市販のキャットフードにタウリンが添加されるようなったからです。 肥大性心筋症も含め心臓疾患の厄介なところは、軽度な時は無症状か少し元気がない程度に感じてしまう事です。 重度になると肺水腫や胸水貯留などによって突発性の発咳や呼吸困難(呼吸促迫、開口呼吸)が起こることがあり、大動脈血塞栓(だいどうみゃくけっそくせん)がおき後肢の麻痺や不整脈の程度によっては突然死がおきる可能性があります。 治療に関しては、症状に応じて血管拡張剤や利尿剤、抗血栓薬の経口投与、症状に応じた内科療法を行います。ただし外科療法は麻酔や再血栓のリスクが高いことから一般的には実施しません。 予防については、遺伝性の場合は防ぐ事が困難ですが、心臓にできる限り負担を書けないよう、肥満体にならないよう食事管理を徹底し、老猫になってからは、激しい運動をさけるようにしましょう。 |
関節炎 | 軟骨のすり減りにより、関節に負担がかかり炎症を起こすのが関節炎です。 前肢・後肢の関節や腰など様々な部位に起こります。スコティッシュフォールドのように血統的に骨の変形がある猫種は罹患しやすいと言えます。 アメリカン・ショートヘアーは、関節の変形などの遺伝的関節疾患はありませんが、肥満体になり易く、体重増による膝・腰など関節への負担から関節炎を発症するケースがあります。 飼い猫がいつもよりも動きが緩慢になったり、高所へ上る事をしなくなったなどの変化があった場合、関節の痛みを抱えるている可能性があります。また、痛みにより攻撃的になったり、警戒心が強くなる事や痛みによるストレスから食欲不振に陥ることもあります。 治療としては、消炎鎮痛剤など痛みや炎症を抑える投薬やサプリメント(コンドロイチンなど)の投与が主な治療法になります。しかし根本的な解決には外科手術が必要となりますが、費用も含めて考えても一般的ではありません。 関節炎の予防については、肥満にしない事や飛び降りる床を絨毯や、畳などにする。クッションやマットを敷き衝撃を吸収できる床材に変えることなどを意識するとよいでしょう。 若い猫であれば、あまり気にする必要はありませんが、老齢の猫であれば、きちんと対処し関節炎のリスクを減らしましょう。 また、腰関節の関節炎については、椎間板ヘルニアを罹患している可能性もあるためとくに注意が必要です。 |
アメリカンショートヘア。かつて別の名前だった…!?
アメリカンショートヘアーは、品種として確立された段階では、アメリカン・ショートヘアーと言う名前ではなかったことは余り知られていないお話です。
まず品種の歴史から紐解きますと、アメリカン・ショート・ヘアーは、もともとアメリカ移民と共にヨーロッパから連れてこられた短毛種の猫が祖先であるといわれています。 この猫の役割は、移民船の中で食料を荒らしたり、病気を媒介するネズミ捕りの役目をしていました。 その後、猫は新大陸でも家の周囲でネズミやヘビなどを駆除する仕事を与えられていましたが、その穏やかで社交的な性格から次第にペットとして飼われるようになり、その後アメリカ全土に広がっていきました。
1906年にはCFA(世界最大の猫の血統登録団体)に「ドメスティック・ショート・ヘアー」という名前で品種として正式登録が行われ、キャット・ショーでも優秀な成績を収めました。 ただ、このドメスティックという言葉には「人家の近辺に住む、内国産の、土着の」といった意味のため、野良猫のようなイメージをもたれてしまい、次第に人気がなくなってしまいました。 こうした状況を嘆いたドメスティック・ショート・ヘアーを愛する人たちは毛並みや模様の品種改良を重ね、もう一度広く愛されるような美しい猫を目指し現在のクラシックタビーが完成されました。 この品種改良と併せて、愛されていない品種名を変えるための運動を行い、1966年にようやく「アメリカン・ショート・ヘアー」という名前に改名され、再び人気を取り戻し、日本では1980年代頃から浸透し始め、現在のような人気猫種になりました。