冬の寒い時期になると流行するインフルエンザ。特に小さいお子様は保育園や幼稚園、学校などでインフルエンザをもらってくることが多々あります。
楽しみにしていた旅行が近くなってきた時に、子どもがインフルエンザにかかってしまって泣く泣く旅行はキャンセル。そしてキャンセル料だけ払ったという経験ありませんか?
ここではいざという時のための対処法と備えについてご紹介していきます。
インフルエンザは毎年冬になって流行するウイルス性の感染症です。感染力がとても強く完全に防ぎきることはできません。予防接種でも防ぐことはできません(感染した時に症状を比較的軽くすると言われています)。
インフルエンズは1〜2日の潜伏期間の後、急激な高熱、だるさ、寒気、頭痛などに襲われ、熱も39度以上になることもあります。症状は3日から1週間ほどで治りますが、治ってからも他の人に感染させないために自宅で数日安静にする必要があります。
楽しみにしていた旅行も直前に自分やお子様がインフルエンザになってしまったら、残念ながらその旅行は諦めるしかありません。無理して行くとさらにひどくなったり、他の人に移してしまう可能性があります。無理だと判断した時点で旅行会社にキャンセルの連絡を入れましょう。早ければ早いだけキャンセル料が少なくて済みます。(海外旅行の場合、出発日の3日前と2日前では30%もキャンセル料が変わります!)
【企画旅行(パッケージツアー)のキャンセル料の例(JTBの場合)】
国内ツアーの場合
旅行開始の前日から起算してさかのぼって
21日目にあたる日以前の解除(日帰り旅行にあっては11日目) | 無料 |
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20日目にあたる日以降の解除(日帰り旅行にあっては10日目)((3)〜(6)は除く) | 旅行代金の20% |
7日目にあたる日以降の解除((4)〜(6)は除く) | 旅行代金の40% |
旅行開始日の前日の解除 | 旅行代金の50% |
当日の解除((6)を除く) | 旅行代金の50% |
旅行開始後の解除または無連絡不参加 | 旅行代金の100% |
海外ツアーの場合
GW(4/27〜5/6)、夏休み(7/20〜8/31)、年末年始(12/20〜1/7)に旅行開始する場合、旅行開始の前日から起算してさかのぼって
40日目にあたる日以降から31日目にあたる日まで | 旅行代金の10%(10万円を上限) |
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旅行開始の前日から起算してさかのぼって
30日目にあたる日以降〜15日目にあたる日まで | 旅行代金が50万 円以上 | 10万円 | |
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旅行代金が30万円以上50万円未満 | 5万円 | ||
旅行代金が15万円以上30万円未満 | 3万円 | ||
旅行代金が10万円以上15万円未満 | 2万円 | ||
旅行代金が10万円以上 | 旅行代金の20% | ||
14日目にあたる日以降〜3日目にあたる日まで | 旅行代金の20% | ||
旅行開始日の前々日〜当日 | 旅行代金の50% | ||
旅行開始後の解除または無連絡不参加 | 旅行代金の100% |
【キャンセル料発生事例】
ファミリー北海道「キラキラとうや湖花火と人気の旭山動物園3日間」8/1出発 大人2名+こども1名 参加予定
旅行代金:おとな78,900円x2名 + こども69,900円x1名= 計227,700円
出発直前の前日7/31にお子様が急に発熱し急遽病院へ。高熱のため旅行はやむなくキャンセル。
⇒ ご旅行条件の規定(旅行開始日の前日:40%)により、227,700円x40=91,080円 の取消料が発生。
出典:近畿日本ツーリスト
キャンセルするしかないと判断したらできるだけ早くキャンセルをするべきですが、出発当日にインフルエンザの症状が出てしまったらどうするべきか?それでも旅行会社にキャンセルの連絡を入れてください。
当日キャンセルとなっても連絡を入れるとほとんどのツアーでキャンセル料は50%※ですので、半分は戻ってきます。なので旅行会社には必ず連絡を入れましょう。
※ツアーによっては当日のキャンセルは100%のキャンセル料が発生することがあります。
海外旅行傷害保険には、旅行の中止によるキャンセル料、帰国費用等を補償する「旅行変更費用補償特約」がありますが、主契約の旅行傷害保険に加入いただく必要があり、「旅行変更費用補償特約」のみに加入することができないものがほとんどです。キャンセル費用部分のみを補償する保険はあるのでしょうか?
子どもと一緒に旅行に行きたいけど子どもが病気になるかもしれないって思うとキャンセル料のことが心配で計画できない・・・。 そういう経済的な心配を保険でカバーできると安心ですよね。旅行を思いっきり楽しむために日頃の体調管理に気をつけて、万が一のキャンセルには保険で備えてみてはいかがですか。もちろん大事な時にインフルエンザにならないよう日々手洗い・うがいは欠かさないようにしたいですね。